小細胞肺癌の化学療法


一般的に、抗がん剤を用いた治療のことを「化学療法」と呼びます。「化学療法」は、がんの代表的な全身療法(全身のがんに向けておこなわれる治療法)と言えるものです。

がんの薬物療法には、抗がん剤を用いる化学療法と、ホルモン剤を用いるホルモン療法がありますが、肺がんの場合、ホルモン療法はほとんど用いられず、化学療法が主流となっています。

主に「化学療法」で用いられる細胞毒系抗がん剤は、がん細胞だけに作用するのではなく、正常な細胞にもダメージを与えるというデメリットがあります。そのため、痛みや副作用が出てしまうことに注意が必要となる治療法であると言えるでしょう。

小細胞肺がん化学療法

肺がんは、「小細胞がん」と「非小細胞がん」にわけられます。組織型や肺がんの病期(ステージ)によって、用いられる治療法が変わってきます。「小細胞がん」の場合、「外科手術療法」や「放射線治療」と組み合わせて「化学療法」がおこなわれるケースが多く、限局期・進展期の進行度を問わず、「化学療法」はおこなわれることが多いようです。

「小細胞がん」は、「非小細胞がん」と比べて、がんの増殖速度が速く、早期の段階から転移をしてしまうことが特徴です。そのため、「小細胞がん」には、「外科手術療法が行われることがほとんどなく、行われる場合でも「化学療法」と組み合わせて使われるケースが多いと言えます。

また、「小細胞がん」は、抗がん剤がよく効くという特徴があり、なかには抗がん剤による「化学療法」だけで肺がんが治ってしまうというケースもあります。

小細胞肺がんの限局期・進展期

小細胞肺がんの病期は、「限局期(げんきょくき)」と「進展期(しんてんき)」にわけられます。肺がんが片方の肺にとどまっている段階を「限局期」と呼び、胸水や他の臓器などへの転移が見られる段階を「進展期」と呼び、病期によって、「化学療法」の方法も変わってきます。

詳しくは「限局期の治療法(小細胞がん)」、「進展期の治療法(小細胞がん)」でまとめさせていただきますので、是非、ご参考になさってください。