シクロホスファミド
早期肺がんの場合、外科手術により肺がんを切除する「外科手術療法」が行われます。
「外科手術療法」の術後や、外科手術が行われないケースでは、抗がん剤を用いた「化学療法」が行われるのが一般的です。
その際に用いられる抗がん剤には、作用や成分などの違いで、たくさんの種類があります。
ほとんどの抗がん剤が、細胞のDNAやタンパクを変性させたり、細胞分裂を抑えてがんを攻撃するものです。
最近では、がんの原因になる分子をターゲットとした「分子標的治療薬」という新しいタイプの薬も登場しています。
多くの抗がん剤は、がん細胞とともに、正常の細胞にもダメージを与えてしまうものですので、治療を受ける際には、その副作用も考慮して治療薬を選ぶことが重要になってくるでしょう。
また、抗がんの効果を高めるために2~3種類の抗がん剤を用いる併用化学療法が、今では一般的になっています。
このページでは、抗がん剤のひとつである「シクロホスファミド」についてまとめたいと思います。
「シクロホスファミド(エンドキサン)」の用法
「シクロホスファミド(エンドキサン)」は、「小細胞肺がん」・「非小細胞肺がん」両方に用いられる抗がん剤です。
併用化学療法においては、「ビンクリスチン」・「ドキソルビシン」と共に用いられるケースが多いものです。
また、単独でも用いられることもケースもあります。
「シクロホスファミド(エンドキサン)」の特徴
「シクロホスファミド(エンドキサン)」は、世界中で最もよく用いられている抗がん剤のひとつで、毒ガスであるナイトロジェン・マスタードの毒性を抑えた薬として、40年以上前に開発された抗がん剤です。
「シクロホスファミド(エンドキサン)」には、がん細胞のDNAをアルキル基という構造を持った分子に変化させDNAの合成を阻害し、がんの成長を止めるという作用があり、こういった効果を持つ抗がん剤を「アルキル化剤」と呼びます。
「シクロホスファミド(エンドキサン)」は、比較的抗がん作用の弱い薬であるため、通常は「ビンクリスチン」・「ドキソルビシン」など他の抗がん剤との併用で使われます。
「シクロホスファミド(エンドキサン)」の副作用としては、吐き気、食欲不振、脱毛、発熱、出血性膀胱炎などがあげられます。
抗がん剤には副作用がつきものですので、治療法を決定する際には、担当医と十分相談することが重要になります。
