肺がんの診断


がん死亡者の原因のトップであった「胃がん」をついに抜いた「肺がん」。男性のがん死亡原因ではトップであり、女性では、「大腸がん」に次ぐ二位のがん死亡原因となっています。つまり、「肺がん」は「がん」の中でも、リスクの高い「がん」と言うことができます。また、肺がん患者は高齢者が多く、男性・女性ともに50代から増加する傾向があると言われています。

肺がん」の病状は百人百様で、人がひとりひとり違うように、「肺がん」もひとつひとつ違います。がん細胞の型や、肺のどの部分にできたのか、「肺がん」を発見した時の進行状況、「肺がん」患者さんの体力や気力、薬などの治療に対する相性などで、さまざまな表情を見せるのが特徴であると言えます。

肺がん」に限らず、早期発見が重要となる「がん」。たとえば、ⅠA期と呼ばれる比較的早期の「肺がん」の場合、80%近くの治癒率があると言われています。早期に発見するためにも、年に一回の検診がとても大切になってきます。そこで、気になってくるのが、「肺がんの診断」の方法になるのではないでしょうか。ここでは、一般的な「肺がん診断」の流れをご紹介させていただきたいと思います。より具体的な「肺がん診断」に関しましては、別のページで診断法ごとにまとめさせていただきますので、「肺がん」が気になられる方は、そちらもご参考になさってください。

肺がん診断の流れ

定期的な健康診断や、人間ドック、「もしかしたら、肺がんかもしれない」と思って医療機関で受ける検診など、肺がんの診断を受けるシーンもさまざまかと思います。どのケースでも、肺がんの診断方法は大きくは変わらず、最初に行われるのは、「スクリーニング検査」と呼ばれるものです。

スクリーニング検査

スクリーニング検査とは、「肺がん」の症状がまだ現れない段階で、「肺がん」であるかどうかの可能性を調べる検査です。スクリーニング検査の結果は決定的なものではなく、「肺がん」の可能性がある場合には、
より詳しい検査である「確定診断」に移ることになります。

スクリーニング検査の検査方法

胸部X線写真」、「CT」、「喀痰細胞診」など

確定診断(かくていしんだん)

スクリーニング検査を受けて、「肺がん」の疑いがあった場合に受けることになるのが確定診断です。疑われる「肺がん」の種類や部位により、検査方法が選択されます。検査により、「肺がん」が確定的となった場合、「病期診断」を受けることになります。

確定診断の検査方法

「高分解能CT(薄層CT)」、「気管支鏡検査」、「胸腔鏡検査」、「経皮針生検」など

病期診断(びょうきしんだん)

肺がん」の治療方針を決めるために、がんの進行状況(病期)を診断する検査です。この病期診断をの結果を受けて、その後の治療方法が考えられます。

病期診断の検査方法

「造影CT と造影MRI」、「FDG-PET」、「経皮針生検」、「腫瘍マーカー」など

肺がん」の検査方法は、症状や病院によっても変わってきます。別ページで、代表的な「肺がん検査法」をまとめさせていただきますので、よろしければご参考になさってください。