肺がんの原因・危険因子


肺がん」の原因。と言われて、多くの人が思い浮かべるのがタバコなのではないでしょうか。事実その通りで、先進国においては高い喫煙率のために、「肺がん」による死亡者数、罹患者数は増加傾向にあると言われています。タバコの喫煙は、「肺がん」に限らず、さまざまな疾病や他の「がん」の原因とされていますが、「肺がん」に対しては、特にその影響が叫ばれているものになります。とあるデータによりますと、タバコを吸う人の「肺がん発生率」は、タバコを吸わない人に比べて、日本人男性では4.5倍、日本人女性では4.2倍に高いとさえ言われています。また喫煙をやめた人は、タバコを吸わない人に比べて、日本人男性で2.2倍、日本人女性では 3.7倍というデータもあります。つまり、「肺がん」になってしまった人の中で、男性では68%・女性では18%の人がタバコを吸わなければ「肺がん」にならなくてすんだという計算になります。

なかなか、実際に「肺がん」になってみないと実感できない事実ではありますが、自分だけでなく身近にいる大切な家族に対しても「肺がん」の危険性を高めているということは知っていておいていただきたいことです。

アスベストも「肺がん」の原因に

欠陥住宅などとともに、一時期、話題になったアスベスト。シックハウスなどという言葉でも、よく知られているものであると思います。タバコと違って、目に見えにくいのがアスベストの難点ですが、タバコの煙用に、肺に影響を与え「肺がん」の原因となってしまうという指摘があります。規制された後にも、建築材にはアスベストは含まれているケースが多く、知らないうちに「肺がん」の危険性と同居しているということもありえますので、注意が必要です。また、アスベストの場合はタバコとは違い、数年にわたって吸引した人も、たった一度吸引した人も危険度はさほどかわらないとも言われています。気になる方は、住宅や会社の環境調査をおすすめいたします。

遺伝も影響する「肺がん

タバコや、アスベスト、大気汚染などの直接的な原因以外にも、親族に「肺がん」で亡くなった方がいる場合、遺伝によって「肺がん」になりやすいという説もあります。これは、いっしょに暮らすことによるライフスタイルの均質化が原因でガンになりやすいということも言われていますので、身近に「肺がん」になられた経験のある人がいらっしゃる場合は、より初期症状の発見や定期的な健康診断を気にかけるようにしてください。