肺がんの診断検査


肺がんの診断検査は、目的によって「スクリーニング検査」、「確定診断(かくていしんだん)」、「病期診断(びょうきしんだん)」の3種類にわけられます。

病院や症状などによっても変わってきますが、基本的には(1)「スクリーニング検査」、(2)「確定診断(かくていしんだん)」、(3)「病期診断(びょうきしんだん)」の流れで検査が進むことになります。検査前の医師による問診によって、どういった検査を行うかは決定されますので、病歴や喫煙歴などを診断前にまとめておくとスムーズに進みます。

(1)「スクリーニング検査」

スクリーニング検査とは、「肺がん」の症状がまだ現れていない段階で、「肺がん」であるかどうかの可能性を調べる検査のことを指します。スクリーニング検査は、「胸部X線写真」、「CT」、「喀痰細胞診」など、比較的、短時間で終わる検査が中心です。スクリーニング検査の結果は決定的なものではなく、「肺がん」の可能性がある場合には、より詳しい検査である「確定診断」を受けることになります。問題がない場合は、スクリーニング検査で終了です。

(2)「確定診断(かくていしんだん)」

スクリーニング検査を受けて、「肺がん」の疑いがあった場合に受けることになるのが確定診断です。疑われる「肺がん」の種類や部位により、検査方法が選択されます。確定診断(かくていしんだん)では、「高分解能CT(薄層CT)」、気管支から患部に器具を挿入して細胞を採取する「気管支鏡検査」や、体の外から針を刺して患部の細胞を採取する「経皮針生検」、胸に穴をあけて検査をする「胸腔鏡検査」などが行われるのが一般的です。「肺がん」と診断された場合、より詳しい検査である確定診断に移ることになります。疑いが晴れた場合は、そこで診断は終了です。

(3)「病期診断(びょうきしんだん)」

肺がん」が、どの程度進行してしまっているのか、肺からほかの臓器にまで広がっているかどうかを調べるのが病期診断(びょうきしんだん)です。病期診断においては、より詳しく状況を知るために「造影CT 」、「造影MRI」、「FDG-PET」などの検査が行われます。その診断の結果を受けて、その後の治療方法が考えられることになります。

肺がん」の検査方法は、症状や病院によっても変わってきます。別ページで、代表的な「肺がん検査法」をまとめさせていただきますので、気になる方は、是非ご参考になさってください。

肺がんの検査自体は、短時間で受けられるものがほとんどですので、「肺がん」が手遅れにならないように、定期的な健診を心がけることをおすすめいたします。