胸部X線写真
「肺がん」の診断検査は、他の病気と同じように、医師による問診からはじまります。病歴や喫煙歴、自覚症状などを聞かれるかと思いますので、診断前にまとめておくとスムーズに診断が進むようです。
問診が済むと、「肺がん」の症状がまだ現れていない段階で、「肺がん」であるかどうかの可能性を調べる検査である「スクリーニング検査」を受けることになります。病歴や喫煙歴、自覚症状、年代などによって、(病院などによっても違いますが) 「スクリーニング検査」の方法も変わってきます。「胸部X線写真」、「CT検査」、「喀痰細胞診(かったんさいぼうしん)」などの方法から、ひとつの検査方法を選んで行うケースや、組み合わせて検査するケースなど、検査方法もケースバイケースです。ここでは、「スクリーニング検査」に用いられる「胸部X線写真」検査について、ご紹介したいと思います。
「胸部X線写真」を用いた肺がん検査
一般に、レントゲン写真と呼ばれているものが「胸部X線写真」です。「単純胸部X線写真」、「胸部単純X線写真」など、医療機関によって呼び名は変わってきますが、その内容は同じものであると考えてください。
「胸部X線写真」には、直接写真と、間接写真があります。主に病院などの医療機関で撮られるもが直接写真で、学校や職場などで撮る移動式のものが、間接写真になります。多くの方は、レントゲン写真撮影を受けたことがあるかと思います。検査機に押しつけた胸に対してX線を照射することで、胸の内部をX線写真に写しだします。
肺全体を見ることができるので、主に肺の奥のほうにできたがんを発見するのに、有効な検査方法です。X線検査では、心臓や骨は白く写し出され、肺は黒く写し出されることになります。黒い肺に対して、白い部分(陰影)が写った場合には、がんの可能性があるため、より詳細な肺がん検査である「確定診断(かくていしんだん)」を受けることになります。「スクリーニング検査」の場合、まだ肺がんの可能性があるという段階ですので、焦らずに医師の指示に従うようにしてください。
