腫瘍マーカー
「肺がん」の症状がまだ現れていない段階で、「肺がん」であるかどうかの可能性を調べる「スクリーニング検査」。このスクリーニング検査の結果を受けて、「肺がん」の可能性がある場合に受ける「確定診断(かくていしんだん)」の診断結果により、「肺がん」が、どの程度進行してしまっているのか、肺からほかの臓器にまで広がっているかどうかを調べるのが「病期診断(びょうきしんだん)」です。病期診断においては、より詳しく「肺がん」の状況を知るために「造影CT 」、「造影MRI」、「FDG-PET」、「腫瘍マーカー」、「超音波(エコー)診断」、「骨シンチグラフィー」などの検査が行われます。「病期診断」の結果を受けて、その後の治療方法が考えられることになります。ここでは、「腫瘍マーカー」についてご紹介させていただきます。
「腫瘍(しゅよう)マーカー」とは
体内でがん細胞などの腫瘍(しゅよう)ができると、特有の物質がつくられます。その特有の物質のことを「腫瘍マーカー」と呼びます。「腫瘍マーカー」には、たくさんの種類があり、がん細胞が、体内にあることを示す目印(マーカー)となります、この「腫瘍マーカー」の値が増えたからといって、必ずしもがんであるというわけではありません。あくまで、補助的な肺がん検査のひとつとして、用いられることがほとんどのようです。過去にがんを経験したことがある人の場合、再発するとマーカー値が増えるため、術後の経過観察のために「腫瘍マーカー」を調べる際によく用いられる検査法です。検査法としましては、まず血液を採取し、その血清成分から測定されるものになります。他の検査に比べ、手軽に行うことができることが特徴です。
「腫瘍マーカー」などによる「病期診断」の結果を受けて、肺がんの治療法が決定され、入院することになるケースも多いかと思います。早期発見であれば、高い確率で治すことができますので、「肺がん」になったからといって焦らず、じっくりと「肺がん」の治療に取り組むようにしてください。
